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生き物と、食。

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2年前、我が家の犬 ”ポー” は、”後躯麻痺”という、後ろ足が麻痺する病気になりました。

色々な動物病院を、廻ってみましたが治療という治療もなく、大学病院で手術をしようか?
と、思っていた矢先、知人がネットで、「“鍼治療”で、後躯麻痺を治す獣医さんが、神戸にいる」という情報をくれました。

「鍼って・・・。」と、思いつつパソコンを開いてみたのですが、同じ病気をした飼い主さんの情報など、色々と調べていくうち、
「とりあえず、手術の前に、みてもらおう。」ということになり、翌日神戸に。

まず、最初に先生がおっしゃったのが、
「何を、食べさせてるか?」と。

「ドライフードです。」と。

「あんたは、真夏に、何ヶ月も冷蔵庫にもいれてない食いモンが食えるか?」と。

「食べれません。」と。

つまり、どれだけの防腐剤が入っているのか?ということ。

「犬も、人間と同じ生き物やっちゅうのを、忘れたらあかんよ。ちゃんと新しいモンを食わさな。」

食べ物が、体をつくるというのは、生き物なら皆同じだと。
確かに、365日シリアルでは、いくらバランスがいいとはいえキツイ。

贅沢をさせたり、人間の扱いをするというのではなく、
生き物として、当たり前の扱いをするということを。
人間が、管理しなくては生きていけない犬だからこそ、
人間の事情で、手抜きしてはいけないんだな。ということを、教えていただきました。

鍼と、くすり。東洋医学と西洋医学、その両方を使った治療で、
2日目。全く動かなくなっていた、下半身に立ち上がりたいという筋肉の動きと、尻尾の動きが。

3日目。完全に下半身を浮かせた二足歩行。
4日目。仕事のため、これ以上の滞在は困難なため、最後の治療。
     かなりの回復を見せてはいるけれど不安を抱えて、神戸を発ちました。

帰り、神戸まで迎えに来てくれた相方と、半ば元気になったポーを連れて帰路に。
途中、高速のパーキングでオシッコをさそうと、芝生に下ろした時。

「・・・あっ、立ったっ!!!」

生まれたての羊のような、弱弱しさではあるけれど、立ってはコケ、立ってはコケをくりかえしながら、ついて来ようと必死。   あの、感激は・・・ 凄かった。

その後、日に日に回復を見せ、今では再発もなく元気に暮らしています。

結局、原因は”ぎっくり腰”のようなもの。
それは、かわいいという理由で、この数十年で小さく小さく改良され、
先天的に、どこかに異常ができる。というもの。
ポーの場合は、膝の関節に。それは、生まれてこの方、足に合わない靴をずっと履いていたようなもの。それが、4・5年経った頃無理が来て症状が出ると。
治療に来ていた、ほかの子達も、ほとんどが4・5年目の子達でした。
なので、それを補うために、ちゃんとした骨・筋肉が必要になる。
すなわち、ちゃんとした食事が必要になる。

それから、この2年、我が家の犬は、手作り食。(上・写真)
肉・野菜・ご飯。

食べ残しの多かったのが、朝夕、「早く食べさせろ」とばかりに、所定の場所で伏せて待っています。

せっかく生きるために食べるなら、”食べることが楽しい、うれしい”と思いたいのは、
生き物なら、皆同じなんだろうな。
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by k-toukiten | 2008-09-28 20:49 | life
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